3つのポリシー

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

<金融戦略・経営財務プログラム(修士)>

1875年に「商法講習所」として開設された一橋大学は、その前身である東京高等商業学校・東京商科大学の時代から、客観的な分析力と深い思考力を備えた高度専門職業人を産業界を中心に数多く送り出してきました。

大学院経営管理研究科経営管理専攻修士課程経営学修士コース金融戦略・経営財務プログラムは、その伝統を受け継いで、金融・財務ならびに関連分野において企業経営に関わる高度な専門知識と分析能力を備え、企業や団体で指導的役割を果たす高度専門職業人材の育成を目的としています。

具体的には、深い洞察と効果的なコミュニケーション・スキルを併せ持つリーダーを育成すること、高度な専門的スキルに支えられた創造性を持つプロフェッショナルを育成すること、そして社会の健全な発展に貢献するための高い倫理性を備えた人材を育成することをその使命として掲げています。

本プログラムにおける学習を通じて理論・実務にわたる幅広い知識と深い洞察力を身につけることによって、修了後は、優れた企業・事業のあり方を創造的に構想・実現できる中核的な経営人材として、また高度な専門知識や分析力を駆使する専門職人材として、国内外で社会を牽引していくことが期待されます。

  

<博士後期課程金融戦略・経営財務プログラム>

一橋大学の前身である東京高等商業学校・東京商科大学は、産業界で活躍する人材のみならず、商学・経営学分野の優れた研究者・教育者を養成する機関でもありました。その伝統は、1953年に設置された大学院商学研究科を経て、2018年に発足した経営管理研究科によって、現在に至るまで受け継がれています。

大学院経営管理研究科経営管理専攻博士後期課程金融戦略・経営財務プログラムの目的は、金融・財務ならびに関連分野において質の高い研究を実現できる研究者を養成することにあります。

質の高い研究を実現するには、①創造的な研究成果を世に問うことができる高い研究能力、②学界において「知の発展」をグローバルに牽引するリーダーシップ、③社会科学の健全な発展に貢献するための高い倫理性を有しなければなりません。

これらを獲得して学位を授与された者は、金融・財務ならびに関連分野を専門とする大学教員や、公的研究機関・民間シンクタンク等で研究員等として、活躍しています。こうした人材は、研究から得られる知見に基づいて産業界が直面する実践的な課題の解決にも有効な示唆を与えることのできる研究者として、社会に貢献することが期待されます。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

<金融戦略・経営財務プログラム(修士)>

一橋大学大学院経営管理研究科経営管理専攻修士課程経営学修士コース金融戦略・経営財務プログラム(以下、金融戦略・経営財務プログラム)では、金融・財務ならびに関連分野の基本的な知識と考え方を幅広く学習した上で、現実社会に生じる課題について深く分析して創造的な解決策を提案し、高い倫理性に基づいてそれを実行につなげ、社会を牽引していく経営人材を養成することに重点を置いています。

金融戦略・経営財務プログラムでは、会計、ファイナンス、コーポレートファイナンス、金融数理、統計学などを中心とする「基礎科目」に加え、各領域のより専門的な内容や先端的な考え方を学ぶための応用科目として「専門科目」を提供しています。基礎科目では、基礎となる標準的な内容を体系的に理解していきます。専門科目では先端的な理論やトピックなどを、自らの関心に基づいて学べます。このように本プログラムでは、金融・財務ならびに関連分野において企業経営を考える上で重要となる科目を体系的かつ段階的に配置しています。

これらの講義科目では、企業経営の諸問題を考える上で欠かせない理論を学ぶと同時に、定量的分析に深く根差した考察を通して現実の世界と理論的な考え方を有機的に関連づけ、実際の企業経営に適用するための能力を習得していきます。

金融戦略・経営財務プログラムは、1年次と2年次に開講されている少人数の演習科目で、演習教員の指導を受けながら、修士論文のための研究を実施します。演習科目では、異なる業種から集まる社会人学生が少人数の中で濃密な対話を通じてそれぞれの経験を深く内省できる環境を整えるとともに、自らが置かれている経営環境や日常業務を俯瞰して体系的に捉え直す力を養成する機会を提供しています。同時に、高い倫理性を備えた高潔な精神を育むことも、こうした少人数教育の目的です。本プログラムは修士論文に関して集団指導体制を取っており、演習担当以外の教員からも幅広くアドバイスを受けることができます。

以上のような体系的なプログラムを通じた学習の達成度を確認するために、本研究科では、ビジネススクール国際認証に対応した「学びの質保証」(Assurance of Learning)を実現するための調査を継続的に実施しています。その結果は、各科目の内容およびカリキュラム全体の改善に活用されています。

 

<博士後期課程金融戦略・経営財務プログラム>

一橋大学大学院経営管理研究科経営管理専攻博士後期課程金融戦略・経営財務プログラムのカリキュラムの目的は、①創造的な研究成果を世に問うことができる高い研究能力、②学界において「知の発展」をグローバルに牽引するリーダーシップ、③社会科学の健全な発展に貢献するための高い倫理性を涵養することにあります。

その目的の達成に向けて本プログラムでは、授業科目履修および演習を通じて、金融・財務ならびに関連分野における最先端の研究成果を幅広く学ぶことができます。演習では、専門分野で高い研究能力を有する教員からきめ細かな研究指導を受けることができます。

学習の達成度を確認するために、本専攻では、ビジネススクール国際認証に対応した「学びの質保証」(Assurance of Learning)を実現するための調査を、継続的に実施しています。その結果は、各科目の内容およびカリキュラム全体の改善に活用されています。

入学者に関する受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

<金融戦略・経営財務プログラム(修士)>

一橋大学大学院経営管理研究科経営管理専攻修士課程経営学修士コース金融戦略・経営財務プログラム(以下、金融戦略・経営財務プログラム)では、実務経験者を対象に、金融・財務ならびに関連分野を中心に企業経営に関わる基本的な考え方を幅広く学習した上で、現実社会において直面する諸課題について深く考察して創造的な解決策を提案するための分析力と構築力を養成していきます。

濃密で負荷の高い学習が求められることから、入学にあたっては、企業経営や自らのキャリアに関する明確な問題意識とともに、高度な専門知識と分析能力を獲得する前提となる知的能力が不可欠となります。その知的能力の中心となるのは基礎的な思考力とコミュニケーション能力です。さらに、社会における様々な問題を解決する使命感と高い倫理性も不可欠です。

本プログラムでは、一定の実務経験を出願要件としています。業界・業務にかかわりなく、明確な問題意識、高度な専門知識と分析能力の基礎となる高い知的能力が求められることから、本プログラムでは、書類選考、口述試験を通じて、これらを評価しています。

 

<博士後期課程金融戦略・経営財務プログラム>

一橋大学大学院経営管理研究科経営管理専攻博士後期課程金融戦略・経営財務プログラムは、将来、金融・財務ならびに関連分野で研究・教育に携わることを希望する学生のためのプログラムです。①自分で問いを立ててそれを解き明かす意欲を備え、②自分が取り組む領域の研究を始めるに足るリテラシー(専門分野に係る深い学識)と思考力を身につけており、③社会科学の健全な発展に貢献するための高い倫理性を有する学生を求めています。

そのような学生を選抜するために、入学者選抜では、研究計画書をはじめとする提出資料や、思考力や研究計画等を確認する口述試験を通じて、受験者の能力と意欲を多面的に評価しています。