ISBN:9784502353017 360P
中央経済社 (2020/7/9)
野間幹晴
退職給付に係る負債の観点から、日本企業がリスク回避的・保守的であることを実証的に示すとともに、企業年金制度とその経済的帰結について考察する。渾身の一冊。 なぜ、日本企業はリスク回避的・保守的な行動を選択するのか。本書第1部では、内部負債に関する先行研究を敷衍すると同時に、論点の所在を明確にしている。第2部では、退職給付に係る負債とリスクテイクとの関連について実証分析を展開する。第3部は、退職給付に係る負債と、企業の株主還元政策や現金保有との関連について検討し、第4部では、退職給付に係る負債と企業行動について考察する。(Amazon HPより)
ISBN:9784561963097 356P
白桃書房.(2020/11/26)
日本証券経済研究所編, 花枝 英樹, 芹田 敏夫, 胥 鵬, 佐々木 隆文, 鈴木 健嗣, 佐々木 寿記
企業の様々なコーポレートファイナンス活動に対し、実際の日本の上場企業がいかに「意識」「認識」「考え方を」しているか、上場企業の財務担当者・役員に対して行ったサーベイ調査(アンケート)を用いて検証した。実務における認識・意識とファイナンス理論と比較することで日本企業のコーポレートファイナンスの実態に迫った書籍である。
ISBN:9784764906129 236P
近代科学社 (2020/5/29)
横内大介、大槻健太郎、青木義充
AIの要である機械学習は、結果を導き出す過程がブラックボックス化する問題があり、AI実用化の障害となっている。その解決策として、丹念なデータ分析によりデータの背景にある現象を統計モデルで表現する、本来の意味での「データサイエンス」の活用が期待されている。
メカニズムが理解可能なモデルをAIの頭脳に使うことで、AIの透明化――すなわち説明可能なXAIも実現できる!本書ではデータサイエンスの考えに基づく統計モデリングの解説に加え、機械学習の代表的な手法をRを用いて体験していく。
本書を読み込めば、探索的データ解析と機械学習、それぞれの本質を学ぶことができる。
ISBN:9784502242014 272P
中央経済社(2017/9/14)
藤田勉
フィンテック法制の考察にあたってはグローバルな視点が重要である。米国・欧州・日本の法制度を分析し、かつコーポレートガバナンスや財務会計など経営戦略に関わる事象を重視して解説。
リーマン・ショックを契機に、世界の金融規制は統一され、特に、米国主導でグローバル金融制度が整備されることとなった。フィンテック法制も、グローバル金融法制の動向に大きな影響を受けると考えられるため、グローバルな視点を重視して考察を進めることが重要である。そのような背景から、本書では、グローバル比較を重視し、かつ個別業法よりもコーポレートガバナンスや財務会計など企業の経営戦略にかかわる事象を重視して記述している。(Amazon HP「商品の説明」より)
ISBN:9784502233715 482P
中央経済社(2017/8/8)
鈴木健嗣
バブル期を経て、日本企業における銀行型間接金融システムへの依存度は低下し、資金調達方法は多様化しました。 多くの企業が成長機会を求めリスクの高い海外進出や買収・合併(M&A)を行うようになる一方で、投資家は多様化し、さまざまな戦略的局面においてエクイティ・ファイナンスの重要性は高まっています。
しかし、日本企業のエクイティ・ファイナンスの実証分析は十分な蓄積がなく、実務上疑問としてよくあがる、「どのタイミングで発行することが効果的なのか」「株式市場の反応はなぜ違うのか」「発行手段によって効果は違うのか」等々、投資家、発行企業、証券会社、規制当局が持つ基本的な問いに対してすら、日本では十分な理解が進んでいないのが現状です。
本書では、公募増資を中心に、第三者割当増資、ライツ・オファリング、転換社債、株式分割、自社株買い(負の増資)をとりあげ、歴史的経緯、発行費用、発行タイミング、制度的問題など、さまざまな角度から実証分析を行いました。
また、トピックごとに事例を取り入れてわかりやすく説明しているため、研究者や大学院生に加え、経営者、企業の財務担当者、証券業関係者、投資家にとっても有益な内容となっています。(Amazon HP「出版社コメント」より)
ISBN:9784774190624 192P
技術評論社(2017/7/26)
横内大介、青木義充
機械学習は、人工知能の実装を支える基盤技術として注目されています。人工知能の基盤と聞くと、難解な数学に対する素養が必要だと感じるかもしれませんが、その基礎は高校数学と大学初学年級の一部の数学が理解できていれば十分にマスターできます。本書は、理系出身ではない方、プログラムは多少作れるけれども数学はちょっと…という方を対象に、豊富なグラフとシンプルな数学により各手法のイメージをつかみながら機械学習の基礎を学んでいくことができます。ソフトはRを使っています。(技術評論社HPより)
ISBN:9784106107191 192P
新潮社(2017/5/16)
佐山 展生、山本 昌
今の自分は10年後の自分より10歳若い。老け込んでいるヒマなどない──。プロ野球史上最も長く現役を続けた「球界のレジェンド」と、投資ファンドの代表、航空会社の経営者、大学教授の三足の草鞋を履く最強ビジネスマンが語り合う。下積みを厭わない。地道な努力を続ける。「好き」を追求しつづける。異なる世界で生きてきた二人の姿勢は驚くほど共通している。人生100年時代に贈る、勇気と希望の仕事論。(新潮社HPより)
ISBN:9784582858433 195P
平凡社(2017/4/17)
藤田勉
IoT、ビッグデータ、ディープラーニングなど、AI革命の中核をなす技術の進歩によって、フィンテックは大きな発展を遂げようとしている。あらゆる金融サービスにおける革新的な高度化に加え、他業種からの新規参入が加速することによって、日本の産業そのものが大きく変わろうとしているのだ。
フィンテックが世の中に与える衝撃と、日本株復活への道筋を探る。(平凡社HPより)
ISBN:9784502217814 244P
中央経済社(2017/3/14)
一橋大学大学院国際企業戦略研究科金融戦略・経営財務コース編
ファイナンスとデータサイエンスを軸に、世界で戦えるビジネスパーソンの育成を目指し、各界に優秀な人材を多数輩出してきた一橋大MBAプログラムの講義エッセンスを収録。(中央経済社HPより)
ISBN:9784431553892 261P
Springer Japan(2015)
Editors: Watanabe Tsutomu、Uesugi Iichiro、Ono Arito
(宮川大介准教授が分担執筆)
ファイナンスとデータサイエンスを軸に、世界で戦えるビジネスパーソンの育成を目指し、各界に優秀な人材を多数輩出してきた一橋大MBAプログラムの講義エッセンスを収録。(中央経済社HPより)
ISBN:9784492223598 308P
東洋経済新報社(2015/5/1)
齊藤誠、他【著】(宮川大介准教授が分担執筆)
本書に収められている8つの論文が実証的に明らかにしていることは、大震災直後に政策当局を中心に「認識されていたこと」と、「現実のありよう」との大き なギャップである。大震災直後に影響が甚大だと思われていたことが、実は軽微であり(たとえば、阪神淡路大震災の建物被害をはるかに凌駕すると考えられた が、実はそれと同程度であった)、逆に直後には影響が軽微だと思われていたことが、実は甚大であった(たとえば、便乗値上げによる価格調整が軽微であった 背後で深刻な数量調整が生じていた)という震災直後における状況把握の深刻な失敗である。 本書では、震災直後に国内外で積極的に評価されたさまざまなレベルの協調行動が、実はそうした実態を伴っていなかったことも明らかにされている。地方自治 体は、利害対立が協調行動にまさり、復興プロセスの障害となった。また、「絆」という言葉の広範な流通が象徴的に示しているように、人々の間で利他的な行 動が大震災後に広まったように思われていたが、実は、利他的な意識が低下していた。 本書では、そうした認識と実態のギャップを丁寧に分析することによって、ギャップをもたらした要因を明らかにしていく。震災直後に実態を誤って認識したこ とは、当然ながら、適切な復興政策の履行を妨げた。今般の大震災の経験を掘り下げて考察することは、将来の自然災害への適切な対応のあり方を検討する上で 必要不可欠な作業であろう。
原書名:Risk and Liquidity(Clarendon Lectures in Finance)
ISBN:9784492444122 288P
東洋経済新報社(2015/1/9)
ヒュン ソン・シン(Hyun Song Shin)【著】,
大橋和彦、服部正純【翻訳】
本書は、金融市場においてリスク管理を行う金融機関や投資家の行動が資産価格や流動性に与える影響を分析することで、金融危機発生のメカニズムを解明。 本書に示される考え方は、グローバル金融危機後の世界的な金融規制改革の理論的背景であるとともに、今日のグローバル金融市場の動向を理解する基礎とな る。その意味で、本書は研究者のみならず、銀行関係者や機関投資家を含む金融市場で働く実務家に役立つ。第11章「グローバル流動性の第二局面と新興国経 済への影響」は、日本語版向けに追加された新章である。
ISBN:978774163017 224P
技術評論社(2014/2/18)
横内大介、青木義充【著】
ビッグデータ時代を乗り越える武器の1つに時系列データの分析力が挙げられます。
本書では時系列データの特徴、視覚的な表現の仕方、検定を使った判断のコツなどをとことん詳しく解説しています。実データも満載です。 本物のデータサイエンティストになりたい人、必読です!
ISBN:9784492045138 260P
東洋経済新報社(2013/12/13)
土岐大介【著】
ゴールドマン・サックス在籍21年 資産運用会社の「伝説の元トップ」が明かす・・・1分で伝え、10秒で決めさせるこれがプロの武器だ!
「絶対話 力」=「1分話力」+「10秒話力」「1分話力」=1分で3つのポイントを伝える「10秒話力」=10秒で3つのポイントを伝えて、決めさせる 人見知りで、人と会うのも話すのも苦手だった……。そんな人間がどうして生き馬の目を抜く外資系金融の世界で生き抜くことができたのか。そしてゴール ドマン・サックスの資産運用会社のトップまで務めることができたのか。「絶対話力」は、営業だけでなく、上司に自分の考えを伝えるとき、就職試験で自分自身を売り込むとき、強い武器になる。営業マンに限らず、ざまざまな職種のビジネスパーソンに向けて、この武器の威力と使いこなし方を伝授する。
ISBN-13: 978-4641164017 310P
有斐閣(2012-12-22出版)
橘川武郎、島本実、鈴木健嗣、坪山雄樹、平野創【著】
バブル崩壊後、2兆円を超える有利子負債を抱えていた大企業、日産自動車・ダイエー・出光興産のうち、他企業・政府等から支援を受けずに自力回復を果たしたのは出光のみ。その過程で、どのような施策が、いかにして進められ、会社はどう変わっていったのか。(出版社ホームページより)
ISBN:9784774153155 176P
技術評論社(2012/11/7)
横内大介【著】
金融、ファイナンスで必要な統計手法を数学が苦手な人でもスムーズに理解できるように解説します。本書のコンセプトは”データに語らせる”ことです。金融、ファイナンスのように特異なデータを扱う場合、データを正確に読み取るためにデータへどのようにアプローチすればよいのか考えることが重要です。本書 では、フリーソフトRを使って分布や図を描きながら解説していきます。ファイナンスの基礎知識(金利、証券価格、収益率など)と分析に用いるRのセット アップについても紹介していますので、本書を読めばファイナンス統計とはなにか一通りわかるでしょう。
ISBN-13:978-4502687808 297P
中央経済社(2011-8-1出版)
忽那憲治【編】
日本経済の活性化・成長のためには、次世代を担う急成長イノベーション企業を日本から輩出しなければならない。そのためには、リスクマネーを供給し、新産業育成を支援するベンチャーキャピタル(VC)の存在が不可欠だが、日本のVCはまだその役割を十分に果たしているとはいえない。その問題点と課題とは何か。(出版社ホームページより)
原書名:ECONOMIC CAPITAL
ISBN:4322117430 436P
金融財政事情研究会(2011-7-12出版)
ピーター クラーセン〈Pieter Klassen〉、イドザード・ファン イーゲン〈Idzard van Eeghen〉【著】三浦良造・住友信託銀行リスク統括部【翻訳】
グローバル金融危機の教訓に学ぶリスク管理の実践書。切れ味だけの理論を押し付ける居丈高なルールブックではなく、安易な処方箋を示すクックブック(料理本)アプローチとも一線を画す、経済資本運営実務を網羅的に取り上げた意欲的な一冊。
ISBN:9784532316624 313P
日本経済新聞出版社(2011-7-7刊行)
佐山展生【編】
第一線の経営者や事業再生のプロたちが、経営にかける信念や企業価値向上の秘訣について語る一橋大学MBA人気講座の単行本化第3弾。楽天・三木谷氏、BCG・御立氏、元・伊藤忠の丹羽氏らが経営の真髄を語る。
原書名:How Big Banks Fail and What to Do About It
ISBN:9784757122703 129P
NTT出版(2011-5-31出版)
Duffie Darrell【著】
本多俊毅【翻訳】
2008年のリーマン・ショックからはじまった巨大金融機関の破綻のプロセスを、金融工学の第一人者が専門的観点から明快に分析し、危機管理のための対策を解説する。
ISBN:9784532316112 297P
日本経済新聞出版社(2010-4-16刊行)
佐山展生【著・編】
小林陽太郎(富士ゼロックス)、小笹芳央(リンクアンドモチベーション)、星野佳路(星野リゾート)、川鍋一朗(日本交通)など重鎮から気鋭の若手まで10名の経営者が登場!
第一線の経営者や事業再生のプロたちが、経営にかける自らの信念や再生の秘訣について語る一橋大学大学院国際企業戦略研究科・金融戦略・経営財務コース人気講座の単行本化第2弾。いかに部下のやる気を引き出し、束ね、ベクトルを上に向けていくか、秘訣を伝授。
原書名:Investments 8th ed.(McGraw Hill Higher Education)
ISBN:(上)4532605024(下)4532605032
日本経済新聞出版社(2010-3-26出版)
ボディー・ツヴィ(Zvi Bodie)、ケイン・アレックス(Alex Kane)、マーカス・アラン・J.(Alan J. Marcus)【著】
平木多賀人、伊藤彰敏ほか【翻訳】
MBA、学部上級クラスの授業で長年採用されてきた、インベストメントのロングセラーテキスト。
理論と実践のバランスに優れ、適度な難易度と平明な表現で、圧倒的な支持を得る定番書。
原書名:Quantitative Management of Bond Portfolios(Advances in Financial Engineering)
ISBN/EAN:9784492711767 388P
東洋経済新報社(2010-02-24出版)
レブ・ディンキン〈Lev Dynkin〉、アンソニー・グールド〈Anthony Gould〉、ジエイ・ハイマン〈Jay Hyman〉、ヴアデイム・コンスタンテイノフスキー ブルース・フエルプス〈Vadim Konstantinovsky〉【著】
本多俊毅【翻訳】
機関投資家の債券ポートフォリオ運用の実務は、新しい金融商品、投資手法、進化した分析理論によって明らかに変化してきた。
本書は、投資家にとって関心のあるテーマについて、定量的なアプローチに基づき、実務的な解決方法を提供したものである。複雑な数学的展開を避けているた め、ポートフォリオ・マネージャー、年金基金、リサーチ・アナリスト、リスクマネージャー、研究者など幅広い層に読めるように工夫されている。
長年にわたって、ポートフォリオ・マネジャーとして活躍してきた著者たちの集大成ともいえる1冊。
ISBN/EAN:9784254127928 199P
朝倉書店(2010-2出版)
沖本竜義【著】
経済・ファイナンスデータを計量分析する際に重要な役割を果たす、時系列分析の入門書。基礎的な考え方を丁寧に説明するとともに、時系列モデルを実際のデータに応用する際に必要な知識を紹介する。
ISBN:4502298409 234P
中央経済社(2009-9出版)
中野誠、野間幹晴【著】
多角化企業の評価・分析、経営者の期待マネジメント、コーポレート・ガバナンス、R&D、アクルーアルなどの論点を取り上げ、それらについ て「企業価値」の文脈から分析。会計情報と企業価値を結びつけるメカニズム、さらには企業の戦略・組織と企業業績・企業価値の関係について、日本企業の財 務データを用い、実証的にアプローチを行うことにより、日本企業の傾向を「客観的」に把握することが期待できる。
ISBN:453235367X 248P
日本経済新聞出版社(2009-6-23出版)
佐山展生、山本礼二郎【著】
ファンドの立ち上げから案件の発掘、投資の実行、ハンズオン、そして出口戦略まで、バイアウトによる企業価値向上の全行程を第一人者が解説。各種書類の作り方や、成功のポイントなど余すところなく盛り込む。
原書名:Credit Risk: Pricing, Measurement, and Management
ISBN:4320018753 418P
共立出版(2009-4-6出版)
Duffie Darrell、Singleton Kenneth.J【著】
本多俊毅、上村昌司【翻訳】
この本では信用リスクを概念的、実践的、また実証的に分析するうえでの基礎を、統一的な視点から解説している。基本的な話題は、ポートフォ リオのリスク計測、倒産可能性がある債券やクレジットデリバティブ、その他の信用リスクに関連する証券の価格付けである。信用リスクのさまざまなモデルを 紹介し、それぞれの長所と短所を評価している。信用リスクは市場リスク要因のひとつではあるが、逆選択やモラルハザードが重要な意味をもつため、他の市場 リスク要因とは少し異なる。この本の多くの部分では、倒産と回収率のモデル化、そして信用リスクに関連する商品の価格付けについて論じている。他にも、相 対取引されるデリバティブにおける信用リスク評価や、金融機関の(市場リスクと信用リスクの両方の)リスク全体の計測について考えていく。価格付けとリス ク計測の両方を論じうえで、ファイナンスの理論を制度とデータの両方と結びつけることに注意を払った。金融機関のリスク管理に携わる実務家、学術研究者、 および大学院生にとって、信用リスクという興味深い問題を学ぶうえでの格好の入門書である。
ISBN-13:978-4502665301 288P
中央経済社(2009-3-1出版)
榊原茂樹、花枝英樹【編】
長・短期の資本の調達と、企業活動の結果残った純利益を内部留保や株主への利益還元である配当・自社株買いとしてどう配分するかという企業の存続と成長に不可欠のな2つの意思決定を解説。(出版社ホームページより)
原著名:Time Series Analysis
ISBN:4916092740 492P(上)・4916092759 572P(下)
シーエーピー出版(上:2006-03出版、下:2006-09出版)
ハミルトン ジェームス(Hamilton James)【著】
沖本竜義、井上智夫【訳】
本書は、James Hamilton著”Time Series Analysis”の訳書である。”Time Series Analysis”は、1994年に世に出て以来、世界中の大学院において経済時系列分析の標準的な教科書として採用され続けており、出版から10年余の 歳月が経過した今日においても、その内容は一向に色褪せていない。
訳書の上巻は、1変量時系列からVARまでの内容を時系列分析の基礎から丁寧に解説しているので、学部上級から大学院レベルのマクロ経済の実証分析 で利用される時系列手法への入門書としても最適な書と思われる。訳書の下巻は、マクロ経済理論・ファイナンス理論を実証的に分析する基本的なツールである 誤差修正モデルやARCHモデル、また計算機の発達に伴い標準的なモデルになりつつある状態空間モデルやマルコフ転換モデル、などについて解説しており、 幅広い読者にとって有益な書になっていると思われる。
ISBN-13:978-4419050603 247P
税務経理協会(2008-9-1出版)
鯨井基司、坂本恒夫【編】
機関投資家やベンチャーキャピタル、新興市場といった諸制度に加え、マーケティング、法務、会計、税務など、ベンチャー・ビジネス経営に必要な内容を網羅する。(出版社ホームページより)
原書名:The Essentials of Risk Management
ISBN:4320018664 416P
共立出版(2008-08-25出版)
クルーイ ミシェル〈Crouhy Michel〉、ガライ ダン〈Galai Dan〉、マーク ロバート〈Mark Robert〉【著】
三浦良造【訳者代表】
リスクマネジメントは,もはやその道のスペシャリストのみに限られたものではない。従業員から投資家に至るステークホルダーは,リスクと潜在的リターンのトレードオフをいかに数量化するかを理解しなければならない。
リスクの根本的な性質を理解していないと、壊滅的な結末を招きかねないのである。
世 界中にその名を知られるリスクとコーポレートガバナンスの専門家である、ミシェル・クルーイ、ダン・ガライ、ロバート・マークは、ベストセラーとなった自 らの集大成である著書『リスクマネジメント』を更新して改編し、難解な公式や数学的専門知識を必要とすることなく、リスクマネジメントの世界へと読者を誘 う。
本書は、リスク管理の専門家、非専門家の双方に、最も洗練されたリスクマネジメント手法を入手可能とした最初の文献である。この本では、以下のことが学べる。
リスク管理を専門としない職に就くもの、あるいは役員会のメンバーは、公式なリスク管理プロセスにおいて重要な役割を果たすのみならず、自分の組織 のリスクエクスポージャーについて洗練された評価を行うことがかつてないほど求められるようになっている。本書はこの厳しく新しい環境において、何を知っ ておくべきなのかを的確に伝えるものである。
原書名:Quantitative Risk Management: Concepts, Techniques & Tools
ISBN:432001863X 627P
共立出版(2008-07-23)
マクニール アレクサンダー〈McNeil Alexander J.〉、フライ リュディガー〈Rudiger Frey〉、エンブレヒツ ポール〈Embrechts Paul〉【著】
塚原英敦【訳者代表】
適切な定量的リスクモデルを実装することは、すべての金融機関にとって極めて重要な関心事であり、バーゼルIIのような規制プロセスとともに、この傾向は近年加速してきている。本書は、定量的リスク管理における理論的概念とモデリング技法を包括的に扱っており、読者は、金融リスク・アナリスト、アク チュアリー、規制当局者、定量的ファイナンスを学ぶ学生のどれに該当するにしても、現実世界の問題を解決するための実践的道具を身につけることができる。著者らは市場リスク、信用リスク、オペレーショナルリスクのモデリング手法を取り上げ、業界標準のアプローチをより正式な土台の上に載せる。
さらに、現在の実務の主な欠陥、そして現在の実務を越える最近の進展について説明する。
本書の方法論は、数理ファイナンスから統計学、そして計量経済学や保険数学といった、様々な定量的研究分野に依っている。扱われている主要な概念としては、損失分布、リスク尺度、リスクの総計、そして配分原理が挙げられる。全体にわたるテーマの1つは、極端な結果や鍵となるリスク因子間の従属性に十分に取り 組む必要性である。そのために必須の技法は、多変量統計解析、金融時系列モデリング、接合関数、そして極値理論から派生するものである。また、クレジット・デリバティブを扱う、より技術的な章もある。
修士課程の学生や金融業界の専門家を対象とした講義に基づく本書『定量的リスク管理』は、この分野のスタンダードとなること間違いなしの、類のない基本文献である。
ISBN: 4822246434 350P 21.6cm
日経BP社(2008-1出版)
服部暢達【著】
M&Aを理解し、計画し、実行できる能力は、すべての経営者に不可欠な条件となった!
ISBN: 4492653961 307P 21.2cm
出版社: 東洋経済新報社(2007-4出版)
ドナルド・ヴァン・デヴェンター(著)、今井賢司(著)、三浦良造(翻訳)
信用リスクモデルの基本的な理論や、現在主流となっているモデルの内容とその実際のパフォーマンスを数式を多用せずわかりやすく解説している。リスク管理に携わる実務者にとって必携の1冊。
ISBN:978-4326548538 304P
勁草書房(2007-1-30出版)
林文夫【編】
公共投資をはじめとする財政政策の評価を行うとともに、日本経済復活のための財政・金融・社会保障などの諸政策、政治制度についての改革提言を行う。
ISBN:978-4326548521 240P
勁草書房(2007-1-30出版)
林文夫【編】
中小企業、非製造企業、家計への銀行信用の収縮は企業の設備投資、家計の消費支出などのような支出行動を停滞させた。金融機能不全の実態を分析する。
ISBN:978-4326548514 360P
勁草書房(2007-1-30出版)
林文夫【編】
長期にわたる日本経済の経済停滞(いわゆる「失われた10年」)を需要側の要因、供給側の要因から実証分析し、その実態、原因および結果について考察する。
ISBN-13:978-4502381607 549P
中央経済社(2006-2-1出版)
忽那憲治、長谷川博和、山本一彦【編】
ベンチャーの成長に必要な存在であるベンチャーキャピタル(VC)投資やVC研究の現状、日本を代表するVCの企業別分析、VC投資の基礎理論などを網羅したハンドブック。(出版社ホームページより)
ISBN:4320096355 179p 21cm(A5)
共立出版(2005-10出版)
野間幹晴、本多俊毅【著】
経営の目的が「株主価値の最大化」、すなわち企業価値の向上と株価の上昇にあることが明確になった21世紀の経営環境においては、コーポレートファイナンスの知識が経営管理者に不可欠な素養となった。財務戦略抜きに経営戦略が語れない時代に国際競争力の強化をめざす日本企業の重要な経営テーマは、財務の強化と財務プロフェッショナルの育成である。本書は、多くのノーベル賞学者を輩出したファイナンス理論の核となるテーマを、その理論から応用まで日本 企業の具体的なデータを用いて平易に解説している。
ISBN: 4535553238
日本評論社(2005-9出版)
三浦良造【著】
本書は,2000年10月号から2002年3月号まで,「高校生からの金融工学」と題して『数学セミナー』に1年半連載したものを単行本の様式にす るために少し手直ししたものです。高校生以上の方に数学を含む計量的方法に馴染んでもらうことと金融工学の入門的内容の解説を目的として連載しました.単 行本にすることにより、継続的に多くの方にこの分野に馴染んでいただく機会となれば幸いです。
ISBN:9784532314217 320P
日本経済新聞出版社(2008-11刊行)
佐山展生【編】
編者コメント:
会社は「社長の器」によってその良し悪しが決まる。素晴らしい社長のもとには素晴らしい人材が集まり、その素晴らし い人材が素晴らしい会社を作る。自分のことしか考えない尊敬できない社長のもとからは素晴らしい人材がいたとしてもその人達は去り、問題のある社員が濃縮 されてしまう。一橋大学大学院国際企業戦略研究科の「企業価値向上論」の講義で、10人の経営者の方々をゲストとしてお招きし、そのスピーチと質疑応答を 行った。さまざまな経営者の生の声を聞きながら、いかにして「いい会社」にしていくか、「いい社長」とはどういう人物か、「社長の器」について考えたも の。
原書名:Credit Derivatives: A Primer on Credit Risk, Modeling, and Instruments
ISBN:4894713179 278P
ピアソンエデュケーション(2008-11-25出版)
ジョージ チャッコ〈George Chacko〉、アンダース ソジュマン〈Anders Sjoeman〉、本橋英人〈Hideto Motohashi〉、ヴィンセント ダッサン〈Vincent Dessain〉【著】
中川秀敏【監修】本橋英人、長谷川嘉成、柴田裕俊【訳】
ハーバード大学ビジネススクール教授・研究部門チームによる、クレジットデリバティブの必携ハンドブック クレジットデリバティブのプライシング理論の議論に重点を置くと同時に仕組みや種類の解説にも焦点をあてた、従来の類書にはない理論と実践をバランスよく 備えた1冊です。図表データを豊富に用いることで理解力を深めているので、これからクレジットデリバティブを学習しようとする人にも格好の入門書です。
ISBN:4502379506 302p 21cm(A5)
中央経済社(2005-08-01出版)
渡辺章博、井上光太郎、佐山展生【著】
2005年に入り、ライブドアによるニッポン放送に対する敵対的買収が世間の注目を集めたことで、M&A、企業価値、株主価値、取締役の責任といっ た専門用語が日常会話の中で頻繁に取り上げられるようになった。本書はまさにこうした用語の背景にある基本精神、実際の企業価値の評価方法、いかに株主価 値を守るかの詳細な解説を試みている、主として、買い手企業と買収対象企業の取締役会の合意が前提となる「友好的」な買収を前提として取り上げているが、 それらのすべてのポイントが敵対的買収にもそのままあてはまる問題であることはいうまでもない。本書のテーマは、株主価値を増大させるM&Aを実践するに はどのような視点をもち、プロセスコントロールとモニタリングをどのように行うかである。上場企業のM&Aに正味現在価値をプラスにすること以外の正当な 理由はあり得ない。
ISBN:4492601473 327p 21cm(A5)
東洋経済新報社(2005-03-10出版)
本多俊毅【編著】
本書では、企業価値評価や資産価値に関わる意思決定の問題を対象とする「財務戦略論」を、伝統的なDCF法から離れて、最近の理論モデルの枠組みから学ぶ。企業価値評価や不動産REITの評価を実例に基づいて学ぶCD‐ROM付き。
ISBN:4502374806 189p 21cm(A5)
中央経済社(2004-08-10出版)
松木伸男、大橋和彦、本多俊毅【著】
創業間もない企業に投資して育成する従来型のベンチャーキャピタル投資とともに、比較的成熟した企業に投資して企業価値の増大を図るバイアウトファ ンドが、プライベートエクイティ投資の1つとして注目されている。バイアウトがうまくいく時期は景気のサイクルと密接な関係がある。不景気の底では不良債 権処理ビジネスが活況を呈するが、その処理が進捗すると、事業を再編して育てていくバイアウトが社会にとって重要な役割を果たすことになる。これを日本の 経済循環の中で考えると、今後5年間ぐらいがバイアウトのメカニズムが威力を発揮する時期にあたる。いま、バイアウトを産業として定着させることが日本経 済にとって最も大切なことである。これらを踏まえ、本書では実務で行われていることに潜む工夫やノウハウと、アカデミックな視点から整理された知識を結び つけながら、事例を通してわかりやすく解説する。
原書名:THE VALUATION OF TECHNOLOGY BUSINESS AND FINANCIAL ISSUES IN R&D
ISBN:4532132592 413p 21cm(A5)
日本経済新聞社(2004-07-12出版)
ボイアー ピーター【著】<boer f.peter>
宮正義【監訳】
大上慎吾、松浦良行、中野誠、大薗恵美【訳】
MOTのバイブル誕生!財務的に魅力あるプロジェクトは何か、どのくらい投資できるかなどといった意思決定や、事業買収、特許交渉などに役立つ実践的テキスト。経営者、財務担当者、技術者やR&D部門のマネジャー必携。
原書名:RISK MANAGEMENT
ISBN:4320017617 595p 21cm(A5)
共立出版(2004-03-25出版)
クルーイ ミシェル〈Crouhy,Michel〉、ガライ ダン〈Galai Dan〉、マーク ロバート〈Mark Robert〉【著】
三浦良造【訳者代表】
本書は、金融機関とノンバンク企業のリスクマネジメントの全側面について扱っている。リスク計測の技術的基盤だけでなく、BIS規制、行内組織の構成、運営の方法論、そして行内ポリシーにまでわたり解説している。リスクマネジメント業務に携わる金融技術者だけでなく、経営者、規制当局者、さらに、リスクマネジメントはどういう体系で行われるのかを知りたいというビジネスパーソンにとってもよい解説書である。金融機関とノンバンク企業のリスクマネジメントについて、リスク計測の技術的基盤だけでなく、BIS規制、行内組織の構成、運営の方法論、そして行内ポリシーに至るまでを詳しく解説。計測技術の理論と実践を熟知し、さらに経営に携わる著者による解説はリスクマネジメント分野の書としては他に類を見ない。リスクマネジメント業務に携わる金融技術者だけでなく、経営者、規制当局者、また、リスクマネジメントはどういう体系で行われるのかを知りたいというビジネスマンにとっての良い解説書となる。さらに、この分野は新しい分野であるため、日本では専門家が十分には育っていない状況にある。大学の学生・教員にとっても良いテキスト・参考書となろう。
ISBN:4492555021 251p 21cm(A5)
東洋経済新報社(2004-02-12出版)
服部暢達【著】
本書ではM&Aを「支配権の移動により、売手と買手双方の株主価値増大が見込まれる取引」と定義する。M&Aを考える上で、会社あるいは事業の客観 的な価値評価を悟ることと並んで、具合的な実施方法の選択肢を案件ごとのバックグラウンドに合わせて最適に選択することは極めて重要である。本書は「最適 な実施方法の選択」と「合理的な意思決定のメカニズム」を考察することで、「株主価値の創造に資するM&A」を日本に定着させる一助とする。
ISBN:978-0226060217 304P
Univ of Chicago Pr. 2nd ed.(2003/11)
Magnus Blomstrom, Jennifer Corbett, Fumio Hayashi , Anil Kashyap【編】
A team of notable editors and contributors present nine papers offering a comprehensive assessment of the long economic stagnation in Japan and the long-term challenges ahead.
原書名:THE ECONOMETRICS OF FINANCIAL MARKETS
ISBN:4320017404 634p 23x16cm
共立出版(2003-09-25出版)
Campbell John Y.、Lo Andrew W.、Mackinlay A.Craig【著】
祝迫得夫、大橋和彦、中村信弘、本多俊毅、和田賢治【訳】
過去20年間にわたって、金融・証券市場の数量分析は飛躍的に発展した。研究・実務の両方において、洗練された統計的手法がポートフォリオ・マネジメント、リスク・マネジメント、コンサルティング、金融規制などの様々な局面で日常的に用いられるようになってきている。そうした状況で、本書はMBAの学生や実務の専門家を主対象として書かれた、本格的「ファイナンスのための計量分析」のテキストである。著者のキャンベル、ロー、マッキンレイの3人は、いずれもこの分野のトップランナーであり、それぞれの研究成果に基づき、本書でも幅広いトピックを第一人者の立場からカバーしている。本書の各章は、それぞれ独立して読めるようになっており、個々の分析対象に応じた統計的手法を丹念に解説している。同時に、ファイナンスの理論と実証分析の対応にも十分注意を払い、学術的な実証研究の最先端の状況を最新の統計手法を取り入れて、わかりやすく読者に示している。
ISBN:4492601031 750p 21cm(A5)
東洋経済新報社(2001-11-29出版)
ダモダラン アスワス【著】<damodaran aswath>
兼広崇明、中野誠、蜂谷豊彦、松浦良行、三浦良造、山内浩嗣【訳】
コーポレート・ファイナンスの理論を企業実務に応用、実際のケースで解説!ニューヨーク大学経営大学院ダモダラン教授の全米ビジネススクールのベスト・テキスト。
ISBN:4532108373 166p 17cm
日本経済新聞社(2001-07-09出版)
大橋和彦【著】
資産担保証券(ABS)など話題の証券化について専門用語を極力使わず、平易に解説。証券化の仕組みが生み出す様々な利点をわかりやすく整理。保険やデリバティブとの関係など、金融商品の中での位置づけも明快に。一般常識として証券化の知識を身につけたい人にも最適の書。
ISBN:978-0691010182 683P
Princeton University Press(December 15, 2000)
Fumio Hayashi【著】
Hayashi’s “Econometrics” promises to be the next great synthesis of modern econometrics. It introduces first year PhD students to standard graduate econometrics material from a modern perspective. It covers all the standard material necessary for understanding the principal techniques of econometrics from ordinary least squares through cointegration. The book is also distinctive in developing both time-series and cross-section analysis fully, giving the reader a unified framework for understanding and integrating results. “Econometrics” has many useful features and covers all the important topics in econometrics in a succinct manner. All the estimation techniques that could possibly be taught in a first-year graduate course, except maximum likelihood, are treated as special cases of GMM(generalized methods of moments). Maximum likelihood estimators for a variety of models(such as probit and tobit) are collected in a separate chapter. This arrangement enables students to learn various estimation techniques in an efficient manner. Eight of the ten chapters include a serious empirical application drawn from labor economics, industrial organization, domestic and international finance, and macroeconomics. These empirical exercises at the end of each chapter provide students a hands-on experience applying the techniques covered in the chapter. The exposition is rigorous yet accessible to students who have a working knowledge of very basic linear algebra and probability theory. All the results are stated as propositions, so that students can see the points of the discussion and also the conditions under which those results hold. Most propositions are proved in the text. For those who intend to write a thesis on applied topics, the empirical applications of the book are a good way to learn how to conduct empirical research. For the theoretically inclined, the no-compromise treatment of the basic techniques is a good preparation for more advanced theory courses.
ISBN:4492521038 223P 19cm
出版社:東洋経済新報社(1999-12出版)
服部暢達【著】
日本の経営者にとって、いまやM&Aは経営のための選択肢の一つとして、確実に定着しつつある。これに対応して経営者が自らの会社の株主価値を成長 させるためには、今後より一層M&Aを日常的な選択肢として、常に検討する姿勢が必要になる。そういう意味で「M&A成長の戦略」が重要になっている。
ISBN:978-0262082556 492P
The MIT Press(1997/6/20)
Fumio Hayashi【著】
Analysis of consumption and saving decisions by households has always been one of the most active areas of research in economics–and with good reason. Private consumption is the most important component of aggregate demand in a capitalist economy, and explaining consumption is the key element in most macroeconomic forecasting models. To evaluate the effect of government policies invariably requires the knowledge of how they change parameters relevant for household decision making.Understanding Saving collects eleven papers by economist Fumio Hayashi, along with two previously unpublished chapters, for a total of thirteen chapters. The monograph, which brings together Hayashi’s empirical research on saving, is divided into three sections. Part I, “Liquidity Constraints”, contains five studies that test the well-known implication of the Life Cycle-Permanent Income hypothesis that households shield consumption from income fluctuations. Part II, “Risk-Sharing and Altruism”, contains three papers that examine the interactions between related and unrelated households predicted by the hypothesis for the US and Japanese households. The three papers in Part III, “Japanese Saving Behavior”, present the author’s explanation of the high saving rate in postwar Japan.