社会的要請や背景/ミッションとビジョン

いまや金融業界に限らず、多様な業種において金融知識は不可欠です。ビジネスの高度化やグローバル化が進展する中で、リスクをいかにコントロールするかが問われています。経営者が金融を知らないことは、ビジネスを行ううえで命取りといえます。

今、我が国では確かな金融知識を備えたグローバルリーダーの育成が社会的要請となっています。金融戦略・経営財務プログラムは、ビジネスの現場で活用できる金融の知識と技術を有した「金融プロフェッショナル」の育成を目指しています。

理論と実践のバランスが取れた質の高い授業と教員・講師陣

金融戦略・経営財務プログラムの学生のほとんどは社会人であり、毎日会社などで働きながら学業に励んでいます。大学院が提供する教育には高度な理論だけでなく、ビジネスに応用できる実践的な内容が求められます。本プログラムの教員は最先端のファイナンス理論に精通しているだけでなく、豊富な実務経験を有する、あるいは現在も実務家として活動する者も多く、学生は授業やゼミを通じてビジネスに直結した知識を学ぶことができます。
多彩なバックグラウンドを持つゲストスピーカーの授業も特徴です。ビジネスの第一線で活躍し、日本経済をリードする現役のプレイヤーによる講義は、世界で戦えるリーダーを目指す学生にとっておおいに刺激となるはずです。

世界で活躍する人材を輩出、修了生のネットワークも充実

本プログラムは2000年の開設以来、2020年3月までに653人の修了生を送り出してきました。銀行や証券会社などの金融機関で要職に就く人、事業会社で財務やM&Aに携わる人、独立して投資ファンドを立ち上げた人など、将来の日本の金融界や産業界を担うべき人材が数多く巣立っています。
修了生のネットワークが充実しているのも本プログラムならではの特徴です。本プログラムは、2016年7月に同窓会組織を正式に発足しました。また、修了生とゲストが集い講演会や懇親会を行う「ファイナンスクラブ」を開催するなど、新旧の修了生が交流できる場を提供しています。このような場で生まれたつながりが、新しいビジネスに発展することもあります。